こんにちは。
大阪府高槻市の歯医者、高槻ステーション歯科です。
学校健診などでお子さまの歯並びを指摘された場合、子供の矯正治療「小児矯正」をご検討する親御さまも多いのではないでしょうか?
子どもの頃から始める矯正治療には、永久歯が生え揃ってから始める矯正治療に比べ、多くのメリットと理由があります。
「子どもの矯正治療は必要なの?」
「永久歯が生え揃ってからで良いのでは?」
というご質問を当院でもよく伺います。
子どもの矯正治療はご検討される親御さまも多く、始めるタイミングや子どもの矯正治療の必要性についてお悩みになる親御さまが多い印象があります。
今回の記事では、子どものうちに矯正治療を始めるのが良い理由と、子供のうちに矯正治療を開始する「メリット・デメリット」について解説させて頂きます。
お子さまの歯並びに悩んでいる親御さまは、ぜひ参考にしてみてください。
よくご質問いただくのが「小学生のうちに矯正を初めて終わらせるべき?」という内容です。
最近では、同じ学校の友達が矯正治療を始めているので、うちの子も歯並びが悪いので検討しているというケースが非常に多い印象です。
子供の矯正治療の開始時期には個人差がありますが、基本的には小学生のうちに矯正治療・歯科矯正を始めた方がいい場合が多くあります。
矯正治療は乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」から、50代60代のご年齢を重ねた方まで、いつでも開始することが可能です。
しかし、成長期を過ぎて成人になってからの矯正治療は、子供のころの矯正に比べ難易度は上がってしまうケースがあります。
例を出すと、顎が小さく歯並びが乱れている場合は、歯を並べるスペースを確保するためには抜歯が必要になります。
重度の受け口のケースでは、顎の骨を切って整える外科的処置が必要になることもあります。
一方、6~12歳頃の子どもは成長期にあたり、身長が伸びるだけでなく顎の骨も成長する時期にあります。
小児矯正の一番のメリットは、子供の成長に(顎の成長)を利用して、抜歯や外科処置を回避して、バランスを整えながら歯並びの改善ができる点です。
イメージとしては、小児矯正は永久歯が正しい位置に生えてくるように、土台(環境)を整備する意味合いが大きいのです。
この治療方法は、子どもの成長期にしかできないもので、成人矯正ではできない治療法になります。
小児矯正には乳歯と永久歯が混在する時期から開始する「一期治療」と、永久歯が生え揃った後に行う「二期治療」があります。
前述した、子どもの顎の成長を利用した矯正は「一期治療」になります。
子どもの矯正治療は、「一期治療」と「二期治療」をセットで行うケースが多いのです。
一期治療で歯並びの土台を整え、二期治療で綺麗に歯が並ぶように調整するようなイメージになります。
まれに、一期治療で矯正治療が完了するケースもありますが、多くの場合は一期と二期をセットで行うケースの方が多いです。
■永久歯を抜かずに矯正できる
顎が成長の途中にあるお子さまの場合、歯を動かすスペースを作り出すことが容易にできます。
そのため、健康な歯を抜歯をせずに矯正治療を終えられる可能性が高くなります。
■正しい呼吸や発音ができる
歯並びは、呼吸のしやすさ、発音のしやすさにも影響があります。
歯並びを早くから改善することで、正しい呼吸法、発音を身に着けやすくなります。
■指しゃぶりや舌の癖が改善される
指しゃぶりや舌の悪癖は、子どもの頃に身に付くとそれが普通になり、なかなか改善できないケースがあります。
これが原因で歯並びが悪化するケースもあり、その悪癖を早くから改善できるきっかけになります。
■コンプレックスが解消する
小学生ぐらいになると、子どもでも自分の見た目を気にするようになります。
歯並びの乱れがコンプレックスになると、上手に笑えない、人と接するのが苦手になる、自信が持てないなどといった現象が起こります。歯並びの改善により、そういったコンプレックスを解消することができます。
■虫歯や歯周病の予防に
歯並びが乱れていると、虫歯や歯周病に罹患しやすくなります。
綺麗で正しい噛み合わせの歯並びは、虫歯、歯周病の予防に繋がり、生涯お口のトラブルが起こりにくい口腔内環境を整備できます。
メリットが多い反面、デメリットが無いわけではありません。
小児矯正のデメリットには以下のことが挙げられます。
・治療中は虫歯リスクが高まる
・矯正器具によっては見た目が気になる
・子どもの協力が必要になる
・治療期間が長くなる
デメリットとしては、このような事が考えられます。
今回の記事では、子どもの矯正治療について始める時期やメリット・デメリットについて解説させて頂きました。
子どもの矯正治療(小児矯正)を開始するタイミングは、子どもの成長や症例により個人差があります。治療期間にも症例により異なりますが、2~5年程度が目安です。
子どものうち(小学生)から矯正治療を始めた方が、抜歯や外科的処置を回避できて、お子さまへの負担が少なくて済むというのが事実です。
子どもの歯並びが気になる場合は、小学校入学前~入学後すぐ辺りに、矯正相談を受診することをおすすめします。
高槻ステーション歯科では、矯正歯科の専門医が在籍しており、相談からアフターケアまで一貫して担当しています。
子供の矯正治療の適切な開始時期を知りたい、矯正治療が必要かなど、お気軽に初回の無料相談へお越しください。
もちろん、相談だけでも構いません。
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